自転車で行く 『西国街道コース』Aコース ~意外と神社仏閣だらけの高槻市西国街道を行きました~
こんにちは、らくたろうです。
ゆーたんが学校で西国街道のレポートを作成するにあたって、西国街道の名所の写真が撮りたいので、自転車でお付き合いです。
西国街道とは、京都から淀川右岸の大山崎、高槻などを通り、下関に至る重要な幹線道路で、その先は九州に通まで続きます。古くは山陽道と呼ばれ、大宰府へ向かう防人や菅原道真、関白の藤原頼通らも通った歴史の道です。
Aコースでは、市指定文化財を多く有する成合の春日神社、安満遺跡のリーダーが眠る安満宮山古墳、歌枕の地として名高い磐手杜神社から街道沿いの社寺、平安時代の別離の地として知られた神南備の森跡などを巡ります。
ルートA 次までの距離 地図表記
1 上成合バス停 0.3km 〇
2 春日神社 1.3km 〇
3 金龍寺跡説明版 1.1km 〇
4 安満山A1号墳 0.2km ✖
5 安満宮山古墳 2.0km 〇
6 浄誓寺 0.3km 〇
7 磐手杜神社 0.5km 〇
8 山手町薬師堂 0.4km ✖
9 法照寺 1.0km 〇
10 畑山神社(梶原寺跡) 0.4km 〇
11 一乗寺 0.4km 〇
12 梶原一里塚跡 0.3km 〇
13 妙浄寺 0.3km 〇
14 神奈備の森跡 0.4km 〇
15 上牧駅 〇
Bコースでは、江戸時代に宿場として栄えた芥川宿を中心に、今も深い緑に包まれる西国街道周辺の社寺を訪ねます。
ルートB 次までの距離 地図
1 JR高槻駅北 0.5km 〇
2 廣智寺 0.2km 〇
3 笠松地蔵 0.1km 〇
4 霊松禅寺 0.4km 〇
5 慈願寺 0.9km 〇
6 地蔵院 1.1km ✖
7 笠森神社 0.4km 〇
8 真如寺 0.3km ✖
9 芥川桜堤 0.6km 〇
10 教宗寺(旧芥川宿) 0.3km 〇
11 芥川一里塚 0.1km 〇
12 芥川商店街 0.4km 〇
13 JR高槻駅北 〇
前回で、朝からBコースを巡りました。
今回は引き続きAコースを探索です。
Bコースの終点JR高槻駅北よりAコース出発点である上成合バス停まで移動です。
結構な距離がありますが、昼食もお預けで頑張ることを選択したゆーたんです。
12:00 上成合バス停
ここまでも、だいぶん自転車で坂を登ってきました。
ゆーたんの体力も大したもんだ。
12:03 春日神社
Aコース最初の春日神社です。
上成合バス停からすぐのところです。
こちらには、「足止の狛犬」という、行方不明者を引き留めるといわれている狛犬がいます。
鳥居も立派です。
さすがにこの辺の春日社の本社になるこちらの神社は大きく風格があります。
この狛犬くんが行方不明の人を留めてくれるという狛犬くんたちですね。
春日神社から金龍寺跡案内板を目指しますが、どこにあるかわかりません。
道しるべに金龍寺跡説明版の案内がありません。
また、進行方向は工事の為通行止めとの案内があります。
大通りを入ったり来たりします。
結局、通行止め上等で侵入しますが、春日神社へ逆戻りです。
ゆーたんと二人妙な困惑笑顔で向かい合います。
立派な建物の屋根が見えましたが、西山寺でした。
とにかく、金龍寺跡説明版は諦めて進もうとなりました。
12:34 金龍寺跡説明版
諦めて進んだんですが、ぜんぜん想像しないところで発見です。
一番最初に近くまで来ていたのに・・・
そう、高槻市立公園墓地の麓にありました。
この辺りは、新名神の工事をしているのでしょっちゅう道が変わります。どう繋がっている道なのかがよく分かりません。
とにかく、案内板GETです。
1983年に焼失しています。けっこう最近ですね。
この案内板から強烈な坂道が見えています。
どうやら、次の安満宮A1号墳か安満宮山古墳はこの先っぽいです。
PASSする?と聞いてみますが、「行く」とのこと。
13:19 安満山古墳群
強烈な坂道を歩いて登ると、二つの案内板が並んで立っています。
13:19 安満宮山古墳
A1号墳はどこにあるんだろう?
登りの後の景色は気持ちがいいです。
枚方まで見渡せます。
まだまだ、強烈な坂道を登っていきます。
GIVE UPを言わないゆーたんは凄いです。
ゆーたんが安満宮山古墳160mの看板を発見です。
自転車くんたちを置いて、一路山道に挑戦です。
けっこうな山道を登ります。
古墳の遺跡に到着です❗
ここで、銅鏡が発見されたとのこと。
えっ、卑弥呼が魏から貰った銅鏡ですか!「魏志倭人伝」の話は知っていますが、その時の銅鏡100枚の内の5枚がこんなところから見つかっているんですか!びっくりです。
邪馬台国の九州説を覆す重要なネタですね。
さらに登ったので、景色もいいです。
安満山A1号墳を探して、さらに登ります。
だんだん本格的な山道になってきました。
これ以上は、登山道になりそうですので引き返します。
だって若山神社は水無瀬じゃないですか!
強烈な山道を戻ります。
登山靴じゃないので、ぬかるんだ山道は危険です。
ゆーたんに「ゆっくりゆっくり」と言いながらゆっくり進みます。
自転車のところまで戻ったゆーたんは疲れているのに超笑顔です。
戻りは下りなのでめっちゃ速いです。
スピードの出し過ぎに注意注意です。
足は超疲れていますが、下りなので爽快です。
13:57 浄誓寺
このお寺は、南北朝時代の楠氏ゆかりのお寺です。
本当に、いろんな歴史に絡んできますね。
立派な門構えです。
境内も広いです。
どなたか分かりませんが、たたづんでおられます。
14:24 磐手杜神社
ここには、社頭から高槻城に移設したら夜啼きをしたので社頭に戻されたと伝わる「夜啼き石」があります。
天智天皇の時代に藤原鎌足が勧請して666年に創建されました。
またまたビックネームが飛び出しますね。
おっと❗ここで、なんとカメラのバッテリーが切れます。お茶も切れてます。
お腹も空いてます。
らくたろうのやる気スイッチも一緒に切れました。
ようやく、ゆーたんが「ご飯食べよう!」と言い出します。
今回はここまでにして出直しましょう🎵
自宅に一直線。
あーちゃんが、釜玉うどんを作ってくれました。
ゆーたんの大好物です。らくたろうは、ぶっかけうどんです。
あつあつより、ちょっと冷たい麺類が欲しかったんです。
お腹が一杯になって、ゆーたんに次回いつ行くか確認しようと思い、「このレポートはいつまでに作成したらいいの?」と聞いてみます。
ゆーたん「今日かも」
・・・今日?
・・・今日中?
まじでか・・・
すっかり疲れと満腹でスイッチの切れた体に再び火を入れます。
じゃあ、すぐ行こうか❗
再始動です。自転車で続きの山手薬師堂から始めましょう。
15:59 山手町薬師堂
ここも、薬師堂という施設ではなく場所が分かりにくかったです。Google MAPではわかりませんので、場所を示しているブログを探して検索します。MAP見たらすぐ横?移動したら離れます。
どうやら、大泉寺というところにあるっぽいです。良く見ると、案内板がありました。大泉寺の駐車場内に祠が立ってます。こういう情報をなんで開示しないのでしょうか?大泉寺から許可が出ないのかな?Bコースに比べてAコースはトレースしにくいです。非常に不親切だと感じます。
道からは薬師如来像が見えません。
建物の逆側に行くと、拝顔できました。
16:08 法照寺
Bコース同様、坂道の上にお寺があります。
自転車で上る体力は残っておらず、押して登ります。
法照寺GETです。
境内の真ん中には、立派なお堂があります。
高い場所に位置しているのは街道に対して不用意に入ってこれないようにしているのでしょうか?それとも、見晴らしがいいからでしょうか?
16:14 畑山神社
ここは、高槻最古の寺のひとつである梶原寺があったところです。明治時代の神仏分離例により、畑山神社となりました。
それまでは、お寺も神社も同じ場所にあるケースが多かったそうです。
ここは、坂の上じゃなくて助かります。
こちらも、なかなか立派な建物です。
高槻界隈には有名な神社がなく、厄払いや初詣には茨木神社に行ってました。
お祭りや、縁日が立たないだけで、立派な神社もたくさんあったんですね。
16:22 一乗寺
こちらも、坂の上にはありません。入り口は車でよく見かけていましたが、通過するだけで中まで入ったことはありません。
こちらには、弁慶の駒繋ぎの木があるとゆーたんからも教えてもらいました。
立派な本堂です。
弁慶が馬がつないだのはこの木でしょうか?今度は弁慶ですか、いろいろな時代の人物が登場します。
そうですね、高槻市は京都と大阪を結ぶ要衝の地ですものね。
どうしても、高槻市の歴史というと高槻城とキリシタン大名の高山右近と思いがちですが、勉強しがいがあります。
16:30 梶原一里塚跡
ここは、らくたろうも知っています。
ただ、芥川の一里塚と違って足を止めてみたことはありませんでした。
もともとこちらにあったわけでなく洪水にあって移設されています。
またまた穴から撮影です。
暗かったので、ゆーたんにスマホのライトで照らしてもらっての撮影です。
16:40 妙浄寺
こちらも街道から高台にあります。
元は淀川沿いの井尻にあったのが、明治時代に2度の水害に見舞われたため、本堂をこちらに移転したとのこと。
なるほど、高台にあるのは水害から守るためでもあるのですね。
たしかに、西国街道自体も山裾にあり、山崎のあたりは高いところを通っています。今では堤防もしっかりしていますが、昔は淀川の水が溢れて当たり前の湿地帯であってもおかしくはありません。
今にも説教を始めそうな力強い銅像が立っています。誰かはわかりませんが、、、
16:45 神南備の杜跡
ようやく、Aコースの最終ポイントに到着です。
ここだけは案内板ではなく、公園の中に石碑が設置されています。
各POINTでしっかりとMEMOを取りながら進んでいるゆーたんです。
どういったレポートができるのでしょうね。
16:48 上牧駅
GOALです。
今日中にGOALできて良かったです。
自転車で1日で早足に探索した西国街道の歴史探索コースですが、卑弥呼から聖徳太子に藤原鎌足,日蓮上人や弁慶までたくさんの歴史上の人物達がこの地に痕跡を残しているのは驚きでした。
昔から何気なく通過している場所も多くあり、そんな所に寺社仏閣が潜んでいるように感じられました。
古墳から見た風景も、昔はどうだったんだろうという歴史ロマンに包まれた不思議な1日になりました。
さぁ、これから家に帰ってゆーたんはレポートを作成します。
らくたろうは、ゆーたんが撮影した画像を印刷します。
もうひとつ、Blogも。。。
その前に、お疲れさまのひとり乾杯しようっと。。。