ラーメンを食べに行く 『一盌 清右衛門』 ~久しぶりに大将とラーメン談義をしてきました~
こんにちは、らくたろうです。
まだまだお盆の話が続きます。お盆休み中に、久しぶりに『一盌 清右衛門』さんにお邪魔してきました。
らくたろうが京都で働いていた際に、取引先の近所だったのでよく顔を出していたお店です。
仕事を急に辞めることになったので、大将に最後に会いに来ることもできていませんでした。
それからリリースされた「太陽の恵み」ラーメンを食べたくて、食べたくて、今回お邪魔しました。
見た目はいかついんですが、非常に明るい大将と久しぶりにお会いしたのですが、らくたろうの事を覚えて頂いていてとても光栄でした。
そして、相変わらずの熱い料理談義です。
冬の時期にリリースされていた「柚子らぁ麺」が好評過ぎて、それを越せるラーメンが作りたくて頑張られたらしいです。
そして、大将の持論の「料理は化学」ということで、理にかなった納得のラーメンが出来たそうです。
ラーメン談義の間にらくたろうの身の上話も交えながらお話ししていると、「太陽の恵み」ラーメンが登場です。
写真に撮っておけば良かったと後悔したのですが、この具材の下には薄切りにされたトマトがびっしり一面に敷かれているのです。
そのトマトを惜しみもなく覆いつくすたくさんの具材です。
久しぶりの対面にちょっとチャーシューはサービスしてくれています。
実は、奥の鶏チャーシューも初めてなんです。
トマトの赤に、おネギの緑が見た目に鮮やかです。
大量のニンニクチップに臭いが心配ですが、大将曰く新鮮なニンニクをしっかり揚げているのでそんなに臭いはしないらしいです。
もちろん麺は大盛りです。
麺を引き上げると、一緒にトマトが付いてきます。
トマトの酸味は薄切りによって抑えられていてそんなに引き立ってはいません。
もともとのベースの塩味が繊細な味なので、各素材とよく馴染んでいます。
最初、一面のトマトを見ていたのでもっとトマトトマトした味なのかと勝手に想像していたのですが、予想とは全然違った味です。
いりごまの脂が全体に染み渡ると味が少し変化します。
大将から「トマトをつぶしていって下さい」と声を掛けられます。
トマトを潰すと、少しトマトの酸味が沁みてきます。
それでもトマトトマトしていません。
塩の繊細な味とトマトの酸味が少しずつ融合していきます。
それに麺に絡まるトマトがいい感じに効いています。
これは不思議な
時間と共に味がどんどん変化していきます。
トマトの酸味がどんどん塩と融合していきます。
ゴマの脂と、フライされたニンニクの香りがさらに共振して味が膨らんでいきます。
トッピングに取り掛かります。
鶏チャーシューもポソポソになりがちなのですが、しっとりしていて美味しいです。
酒蒸しされているとのことで、ここにも日本料理出身の大将の技が光りますね。
伊賀豚のチャーシューは相変わらずジューシーで美味しいです。
そこに、青いところと白いところが混ざったネギの食感が加わって美味しいハーモニーが広がります。
トマトの酸味は温度と共に変化していくのも大将の計算だそうで。。。
最後はすっかりトマトの味に変化しているスープを、最後まで飲み切ってしまいました。
またやってはいけない完汁です。
大将曰く、体に優しい出汁なので旨みを食材から引き出しているので、使用している塩分は必要最小限なのだそうです。完汁しても健康的な食べ物を目指しておられます。
なんだか、聞いたことのあるセリフなのですね。
お客さんの健康まで気にかけて味を作る。。。素晴らしいラーメン愛ですね。
ご馳走さまでした
このラーメンが気軽に食べれなくなったのは残念ですが、また食べに来ます!