ラーメンを食べに行く 『一盌清右衛門』 ~割烹料理からの転身された店主と話題のお店です~
こんにちは、らくたろうです。
最近、バタバタしていて落ち着いて昼食をとれないパターンも多いらくたろうです。
火曜日・水曜日はパンをかじるのが精一杯です。
今日はちょっと早めに午前の仕事が終了したので、移動がてらに新展開発でもしてみようかなって余裕ができました。
京都地下鉄鞍馬口駅近辺のラーメン屋の『ラーメン 極』さんは客先より近くしばしば利用していました。昨日Facebookの京都ラーメン部の投稿をチェックしていると、『ラーメン 極』さんともう一店はしごされている投稿がありました。
『一盌 清右衛門』さんです。
このお店は、割烹料理からラーメン屋に転身された店主のお店としては、情報は入っていて知っていたのですが、らくたろうは勝手に「どうせ祇園のほうだろうから落ち着いてから訪問してみよう」と思っていました。(そんなお店は結構あるんです。。。)
でも、Facebookの投稿によると『ラーメン 極』から近そうです。
なになに、『さのや』さんがあたっところ!
それだったら場所は知っています。
ちょっと歩いてみましょう。
『ラーメン 極』さんより歩くことたった5分で到着しました。
もう着いた!
『さのや』さんが閉店したのは知っていましたし、その後にラーメン屋さんが入ったことも知っていましたが、それが噂の『一盌 清右衛門』さんだったとは、、、ようやくらくたろうの頭の中のニューロンが繋がりました。
でも、11:00の開店までちょっと時間があります。
お店の中から大将が「もうちょっとで開けます」と声を掛けて頂きました。
開店時間になり、入店です。
お店はシンプルなラーメン屋さんです。赤いカウンターのみです。
これも勝手に割烹的な想像をしていましたので、予想とは違います。
メニューはシンプルに3種類
醤油:京醤油らぁ麺
塩 :極 塩らぁ麺
味噌:香辛 味噌らぁ麺
それに、麺の大盛り1玉追加が200円・半玉が100円
チャーシュー増しはいくらか忘れました。。。
ご飯150円と卵かけご飯250円があります。
大将にお薦めを聞くと「今日は暑いので塩かな?」とのこと。
ネットでは「味噌が京都一」とまで書いてありますが、らくたろうは味噌ラーメンが苦手、、、というか、インスタントの味噌ラーメンの味を思い出してしまうバカ舌なので勿体って思っちゃうんです。。。
辛いのも苦手、、、なので、最初は味噌はPASSしておきましょう。
この大将、とてもお喋り好きです。
このお店の前にあった『さのや』さんは脱サラして頑張ったけど体を悪くしてお店を閉めたこと。大将は知り合いでとにかくお店を引き継ぐことになったんだとか。
でも、ラーメン屋は儲からないでしょう?とらくたろうが切り出すと、こんなに大変だとは思わなかったと言っておられました。
昔の癖が抜けなくて、、、一日で1万2万稼いで祇園で10万飲んでたらあきませんわとのこと(笑)
そりゃ、割烹してたころの客単価とは月とすっぽんでしょう。。。
でも、以前は常連客ばかりで、ご新規さんは月に1件あるかないかだったので、今の新しいお客さんとの交流はとても楽しいと言っておられました。
なんだか、らくたろうにも繋がる境遇なので非常に共感を覚えました。
人生、1回きりですもんね!
そんなお話をしている間に、「極 塩らぁ麺」が登場です。
具はチャーシューとネギでとてもシンプルです。
胡麻と香辛料が振りかけてあります。
さぁ、スープを一口頂きます。
旨い!
いろんな味が複雑に絡み合っています。
これは、、、さすが、割烹でやってこられた大将の腕が光ります。
無化調でこれだけの味を出そうと思ったら相当出汁を使っているに違いない。
主軸は椎茸の戻り汁なんだそうです。でも、他にもいろいろな味が絡み合っています。
海産物からの塩分で塩味を出しているとおっしゃられます。通常の塩ラーメンよりも塩は半分くらい。体に優しいラーメンを目指されているとのこと。このフレーズなんだか聞き覚えがあります。
麺は京都では定番ともいえる棣鄂さんの中細ちじれ麺です。
チャーシューも甘みがあって美味しいです。
シャキシャキのネギはたしか・・・美山産って言っておられてような・・・。
割烹と前評判が高かったので、もっとしゅっとした板前さんみたいな店主がこじゃれたお店でラーメンを提供されているのかと勝手に思ってましたが、いろんな意味で予想を裏切られました。でも、このお出汁は凄いです。ラーメンのレベルではないですね。
話が盛り上がって、出汁の決め手となる鶏油も見せて頂きました。
すごく黄色い。そしてちょっと味見までさせて頂きました。
これも美味しいんです
大将は玉子みたいでしょう、と言われます。
確かに、卵黄を攪拌したみたいな味です。それに、ちょっと塩っ気もあります。
お店をするまでラーメンを食べたこともなくまるでラーメンを知らなかった、と大将はおっしゃるのですが、棣鄂さんに教えて頂きながら作り上げていったそうです。
その苦労は忍して図るべしですね。
応援したいラーメン屋さんが増えました。
ご馳走さまでした
客先より徒歩圏内のこのお店、近々別メニューの報告をすること間違いなしです。