ランチに行く 『梅の花』高槻店 ~落ち着いた雰囲気のお店で湯葉づくしのコースです~
こんにちは、らくたろうです。
日曜日に、先日他界されたあーちゃんのおばあさん・ゆーたんの曾ばーちゃんの35日法要が行われました。
49日ではなく、35日で大きく法要をされる宗派もあるんですね。勉強になりました。
あーちゃんとゆーたんは毎週のお参りに参加していますが、今回らくたろうも参加です。
お寺さんの読経も無事終了して、精進落としに向かいます。(それが目的だったりして...)
向かった先は、『梅の花』高槻店です。
R171のロイヤルホストの裏側に数年前に綺麗な和食屋さんがオープンしていたのは知っていましたが、利用したことはありませんでした。
店自体も駐車場の向こうに奥まってあり、樹木で囲まれていて、店内の雰囲気は分からないです。
入り口も正面におしゃれな飾りがあり、落ち着いた雰囲気が漂っています。
今の旬はアユですね。
お部屋は、畳の上に机と椅子です。このスタイルは、明治時代の貴族みたいで好きです。
小さいながらもお庭が見えます。塀の向こうは普通の住宅街ですが、ちょっとした工夫で落ち着いた雰囲気になるものだなぁと感心しました。
メニューは、生ゆば中心のコースです。(いくらのコースか知らないお気楽ならくたろうです)
メインは、お肉と魚が選べますが、全員お肉を選択です(笑)
そして、甲殻類アレルギーを伝えられてしまい、らくたろうだけ海老蟹は別メニューです。
少しくらいなら全然問題ないのですが、仕方ありません。アレルギー症状も激しくなく、メロンを食べて痒くなる程度に落ち着いています。そして、それ以上は食べないので、特に気にしていないですが、お呼ばれしている以上、無駄な抵抗は止めておきます。
すでに最初から用意されているのは、
嶺岡豆腐
湯葉煮
お浸し
です。
嶺岡豆腐が甘くて美味しいです。杏仁豆腐のより上品な感じで、柚子のソースがより甘味を引き立たせています。まるでデザートです。
茶碗蒸し
お造り
茶碗蒸しには海老が入っており、らくたろうは別メニューです。
この茶碗蒸し、一口頂いたのですが、お出汁が美味しいです。また、中に白玉がはいっていて美味しいとのことでした。
ゆーたんの茶碗蒸しにはなんと!鰻も入っており、、、当たりかな?
一方、一緒にこられたあーちゃんの叔母さんには昔『梅の花』で働いていた経験があり、「白玉美味しいよ」と教えていただいたにもかかわらず、白玉が入っていない。さらに海老も入っていない中身半減で外れだった見たいです。
さすがゆーたん。引きが強いです。厨房もバタついているのでしょうね。
らくたろうは茶碗蒸しの代わりに豆腐のサラダです。確かに美味しいのですが、“茶碗蒸しが良かった~!”です。
マグロのお刺身は長芋の角切りと一緒です。その外側には湯葉が巻いてあり、手の込んだ1品になっています。
お味の方も、マグロの味と長芋のサクサク食感が楽しめ、その後に湯葉が追いかけてきて美味しいく頂けました。
おしのぎ
ゆばまんじゅうです。柔らかいだけでなく、適当な弾力もあり、ボリューム感を演出しています。
薄味なのですが、外側の油揚げの香ばしさも感じられ、とても上品なお味です。
最初に火をかけられた豆乳に湯葉が張ってきました。
最初の一枚はお店の人が掬ってくれました。四隅を外して、真ん中をお箸で掬います。
柚子の欠片と、出汁醤油を入れて頂きます。
らくたろうは、湯葉はそんなに味がしないし、ふにゃふにゃな食感が好みではなかったのですが、この出来立ての生ゆばはとても美味しかったです。ゆずと出汁醤油のマッチングが良かったと思います。
かにしゅうまい
次に、蟹シュウマイが登場です。
これもらくたろうは、豆バージョンです。緑豆は好きじゃなーいので、“蟹シューマイが良かったー!”ですが、これも仕方ありません。
あーちゃんによると、蟹具合が素晴らしく、とても蟹蟹していたので、もしかしたららくたろうが食べてたら痒くなってたかも...とのコメントに“シュン😢⤵⤵”です。
生麩田楽
湯葉揚げ
お年寄り向けになっているのでしょうか、柔らかい食べ物ばかりです。
湯葉揚げも非常に柔らかくてふにゃふにゃです。その割に、魚のすり身のような、もっとやわらかいような味がします。
揚げ物を混ぜてボリューム感を出して、若者も飽きないようにしているところは、研究しつくされている感じが強いです。
田楽も、八丁味噌ではなく柚子味噌ですので優しく、仄かに甘いです。
そしてふにゃふにゃです。
ゆーたんが「僕もしてみたい」と言い出しました。生ゆばを掬っている様子を見ていてやりたくなったみたいです。
頑張って掬ってます。これからは、ずっと湯葉が張る度にゆーたんが掬っていました。だんだん上手くなっていくのが面白いですネ。
黒毛和牛ロースの溶岩焼き
メインです。
お肉です。
見ただけでわかります。美味しそうです。
“溶岩焼き”です。九州のどこかで“溶岩焼き料理”なるものを食べた記憶があります。炭焼きや石焼きよりも縁赤外線が強く、柔らかくてしかも素材の甘味を引き出せるとの説明だったような気がします。
あまり固くならないように、ミデアムレアちょいレア側の焼き加減で頂きます。そのままでも食べれそうな美味しそうなお肉ですので、焼きすぎたらもったいないです。
お味は、、、美味しくないはずありません。ほどよい脂身が美味しいです。
湯葉吸物
季節の飯物
香の物
メインのあとは、ご飯とお汁です。
ご飯は餅米でおこわになっています。そこに山椒が少し効いた佃煮が乗っており、とても美味しいです。
食感もしっかりしており、お肉とおこわでボリュームと満腹感をだしているのでしょう。
うーん、本当にこのメニューは熟考を重ねに重ねて完成したのでしょうね。感心し放なしです。
デザート
最後のデザートも、ごま風味のバニラアイスと羊羮を選択できます。
この、ごま風味のバニラアイスは、ゴマの香りにきなこのが混じって、和風感を増しています。
最後まで、上品な味付けにこだわったコースで、全員大満足です。
そして、最後まで生ゆばができていたのが面白かったですね。正にエンドレス。それだけ濃い豆乳を使用されているということなんでしょうね。
ご馳走さまでした。
会計の横に、お土産コーナーがあります。そこに今食べたばかりの品々がお土産にできるという案配です。
これは、自分だけご馳走を食べるだけでなく家族にもその美味しさを伝えることができる配慮ですね。
家族で来ていなかったら思わず何か買って帰ってしまいそうですね。
最後まで感心しながらお店を後にしました。
この落ち着いた雰囲気と上品なお食事であれば、結婚した際の顔合わせ等にも使えそうです。
今回は自家用車での訪問でしたので、飲酒はできませんでしたが、送迎バスもありるので、お酒が飲みたいのであればそちらも利用できます。
お酒抜きではもったいない料理でしたしね。
本当に、ご馳走さまでした。