プラズマTVが故障した 『Panasonic TH-P50G』 自己修復~11回赤ランプ点灯は冷却ファンの不調なりや~
こんにちは、らくたろうです。
らくたろうのリビングのTVは今はなきプラズマテレビです。
昔から液晶画面に抵抗があり、ブラウン管→プラズマTVと時代の流れに抵抗しています。
日曜日にツーリングから帰ってきて、夕食の準備に取り掛かろうとしたら、夕食ができるまでTVを見ようとしたあーちゃんが「TV映らない」と言ってきます。
よく見ると、電源ランプの横の赤ランプが点灯しています。
主電源を落として再起動するも、電源ランプは緑色にならず黄色く点灯してから消えて、その横の赤ランプが点灯し始めます。
確かに最近TVを切った後に「キュ~ウ!」って音が鳴ってました。
とうとう限界か!
なにせ、2009年のエコポイント還元の際に買ったこのTVです。
もう10年選手になりましたか!
あーちゃんは「明日朝一番で電気屋行ってTV買ってきて!」って言ってます。
50incの液晶TVなら頑張って探したら5万円台であるかもしれません。
でも、安物の液晶TVは見ていてすぐに嫌になることは請け合いです。
なにせ、なぜか、デジタル時代の画像って自然じゃなくて気になるんです。
カメラにしたってそうなんですが、どうしてもペラいんですね。
奥行きを感じないんです。
そこでアナログ時代はこだわって32型のブラウン管のTVにしていたんです。(37型だとアナログ放送では粗くて見てられない)
ところがアナログ放送が終了してしまうので、エコポイント還元も利用して、さらに大日イオンのジョーシンさんのオープンセールで型落ちを特価で購入。当時としては破格の13万円で50型プラズマTVを購入したのでした。
そこで、現時点でのTV状況を確認します。
画像で言えば、液晶に対抗して有機ELが台頭してきています。
LGの一人勝ちの奴ですね。
有機ELの画像はいいですねぇ。
らくたろうはTOSHIBAの7.7型タブレットAT570を所有してますのでその高画質は実感済み。このタブレットもだいぶ古くなってきていますが、画質の面では次の候補がないくらい綺麗です。
50型有機ELの価格帯は、2019年モデルで25万円から35万円くらい。型落ちの安いので16万円くらいでしょうか。
でも、よく調べていくと現在TVはハイヴィジョンから8K放送へ移行中です。
2019年モデルはすでに8Kチューナーを搭載していますが、2018年モデルでは8Kには対応しているものの、外付けチューナーが必要な場合が多いとのこと。
それで、価格差が激しいのか!
デジタル放送移行時も外付けチューナーはCH操作が煩雑になる場合が多いので面倒です。コストも追加で必要になります。
①消費税UP後の方が大型商品は値引ける[予想]
②4Kチューナー内蔵タイプのTVが型落ちで格安になるまで待つ
③有機ELは普及したらもう少し安くなる???[期待]
④無職のらくたろうには高い買い物である
結論:いまTVを買うのは待った方がいい
では、TVが映らない現状をどう打破するのか?
ただでさえ、働き口が見つからず普段家でゴロゴロしているらくたろうにイライラを募らせているあーちゃんです。
これ以上のストレスを与えるのは良くないです。
Google先生に聞いてみます。
ネットで検索しまくります。
すると、、、
Panasonicに限らず、TVの故障時には故障内容をランプの点滅で知らせるらしいということが分かります。
SONYだと場合によっては、保証期間を過ぎていても無料修理の対象になるらしい。
パナソニックプラズマTV 自己診断コード表ってのを見つけます。
点滅1回:パネル情報SOS 交換部品:Aモジュール/Pモジュール
点滅2回:電源の異常検出(15V) 交換部品:SC/ SNモジュール/Pモジュール/Aモジュール/SSモジュール
点滅3回:電源の異常検出(3.3V)3.3V 交換部品:SC/SNモジュール
点滅4回:電源の異常検出 交換部品:SC/ SNモジュール/Pモジュール/Aモジュール/SSモジュール
点滅5回:電源の異常検出(5V) 交換部品:SC/ SNモジュール/Aモジュール/SSモジュール
点滅6回:SCモジュールの異常検出A-SC間FFC接続異常 交換部品:SC/ SNモジュール/SSモジュール/Pモジュール
点滅7回:SU,SD,SNモジュールの異常検出 交換部品:SC/ SNモジュール/SUモジュール/SDモジュール/SSモジュール/PDPパネル
点滅8回:SSモジュールの異常検出 交換部品:SSモジュール
点滅9回:AモジュールDCC異常検出 交換部品:Aモジュール
点滅10回:チューナー系電源部の異常検出 交換部品:SC/ SNモジュール/SSモジュール/Pモジュール/Aモジュール
点滅11回:ファンの異常検出 交換部品:ファン/Aモジュール
点滅12回:音声出力部の異常検出 交換部品:Aモジュール/スピーカー
点滅13回:内部通信エラー(エマージェンシー) 交換部品:Aモジュール
点滅14回:電源の異常検出(立ち上がり時) 交換部品:Aモジュール
型番は『TH-P50G』です。
電源の点滅回数を数えます。
11回
ファンの異常ですね。
さらに良く調べると、プラズマTVの発熱量は大きいので、その熱を逃がすためのファンが取り付けられていますが、そのファンに埃が吸着して止まってしまうトラブルが良くあるみたいです。
そうなる前に掃除を頻回にしておくこととの注意喚起しているブログもあります。
確かに背面パネルを見ると放熱ファンの部分には穴が開いており、そこから覗くとべったりとファンに埃が吸着しています。
これか!
掃除機を持ち出して穴から埃を吸ってみます。
埃がどんどん出てきますが、穴が小さいので 限界があります。
しかも、掃除機の吸引力もだいぶ落ちていることに気付きます。
この掃除機もいつ買ったか思い出せないくらいの年季モノです。
しばらく頑張ったら埃は出なくなりましたが、覗いてみるとファンには相変わらず分厚い埃が吸着しています。
もう、直接掃除するしかなさそうです。
やってみるか!
離職してから暇に任せて何回か電気製品の分解掃除に挑戦しています。
まぁ、マウスやカメラ程度ですが、、、そのうちカメラは途中で諦めましたが、、、TVも掃除くらいなら挑戦してみましょう。
まず、高圧電流が怖いので電源を抜きます。
そのまま背面パネルの見えるところのネジを取ります。
それではびくともしません。
またまたネットで検索すると、TVの背面パネルを外して掃除した主婦のブログを見つけます。
ネジはたくさん外さないといけないみたい
そこで、そのまま作業するのを諦めてTVを寝かせます。
ネジを外して、ゆーたんに手伝ってもらって背面パネルを外そうと試みますが、抵抗があります。
ここも外さないといけなかったみたいです。
すると、、、
無事外れます。
TVの上部、写真の左側に2個ファンが見えます。
これを外して徹底的に埃を除去します。
綿棒を使って埃を剥がして掃除機で吸います。
ついでに埃の溜まっている部分の基盤周辺も掃除機で吸います。
直接触って基盤を傷つけてしまうと本末転倒なので、注意深く、無理しないように掃除機のノズルを近づけます。
よく見ると、コイル部分にも埃が溜まっています。
コイルは触っても大丈夫だろう
勝手に判断して、綿棒で念入りに埃を除去しておきます。
他の部分も基盤に影響なさそうな部分の埃を除去していきます。
ファンもだいぶ綺麗になりました。
横から出ている線は、ファンが稼働しているか確認するためのセンサーでしょう。
これを傷つけると意味がないので慎重に扱います。
本体との接続ネジにもゴムが干渉されており、しっかりと回して固定しないとセンサーが変に感知しそうで慎重に最後まで回します。
本来ならエアーを吹くなど埃を徹底的に除去したいところですが、変なところに埃が飛んで異常になるといけませんのでほどほどにしておきます。
背面パネルのネジを元に戻して、寝かせていたTVをTV台にもどして電源を入れます。
すると、、、
ダメだ・・・
同じく、黄色く電源ランプが点灯してから消えて、横の赤いランプが点滅を始めます。
ランプの点滅回数がなんだか短く感じたので回数をカウントしてみます。
9回です。。。
あちゃ~
AモジュールDCC異常検出です。Aモジュールを交換しなければなりません。
こうなるともうサービスマンを呼ばないとダメでしょう。
しかも、ファンを含め掃除したので背面パネルを開けたのがバレバレですね。
出張費が4,000円で部品代+作業代+で2万~3万円程度は必要でしょう。
サービスマンが来てパネル交換が必要と言われて修理費15万円支払ったケースもあるみたいです。
まぁ、自分でできることはここまでです。
Yahoo!ショッピングではAモジュールを9,860円で販売してますが、それだけで修理が完了する保証もないので大人しく朝を待ってサービスセンターにTELしましょう。
ネットで有機EL情報を検索しながら就寝します。。。
次の朝に、あーちゃんが「やっぱりTV付かないの?」って言われて起きます。
リモコン操作ではなく、本体の電源ボタンをOFFしているのでそこのスイッチを入れないといけません。
リビングに移動して一応試してみます。
すると、、、
画面がついた!
なんと、直りました。。。
あーちゃんとハイタッチ(笑)
やはり、原因はファンの動作不良だったのでしょう。
その後のエラーは謎です。そういえばTVが付かなくなって1晩置いたら復活したことは以前にもありました。
もしかしたら、今回の不調も暑い気温に影響があるのかもしれません。
とすると、今ごろ電気屋さんは大忙しですね。
いや、、、まだプラズマTVを大事に見ている酔狂な人は少ないかな?
喜んで放送を見ていると、、、画面の設定がデフォルトに戻っているので設定し直します。よく見ると、画面の左側が変色していたのですがそれも直っています。
あら!
画面の変色はプラズマの限界と思っていたのですが、原因は埃だったんですね。
勝手にコイル部分の埃を掃除したからだと決めつけます。
購入当時プラズマパネルの平均寿命は5年くらいと言われていましたが、今では100000時間くらいは大丈夫って判ったみたいです。1日8時間見ているとして34年以上は使える計算です。
とういうことは、1日8時間も見ていない我が家ではプラズマパパネルがネルの寿命の心配は要らないみたいです。
さらに調べると、パナソニックのプラズマテレビは他社よりも長持ちしているらしいです。そういえば、プラズマパネルはパナソニックが作って他社に供給していましたね。
そのため、パナソニック製品同士相性がいいのかもって言われているらしいです。
うちのTH-P50Gも4K放送が普及するまでもうちょっとの間、頑張って欲しいものです。
【DETA】
修理費用:プライスレス(笑)